@article{oai:hokuriku.repo.nii.ac.jp:00000017, author = {大本, まさのり}, issue = {31}, journal = {北陸大学紀要}, month = {Dec}, note = {学生の学力に及ぼす自己学習における主体性についての評価を、薬学部4年次学生中で試験結果において一定水準に達しなかった48名を対象に行った。試験は1月10日に実施された試験(試験1)と同様の内容(33問)で5月8日(試験2)と7月31日(試験3)に抜き打ち試験を行い、試験問題での問ごとの正解・不正解の変動を評価した。その結果、試験1〜3での成績の変動を比較したところ、試験1と2の間、試験1と3の間に明らかな違いがみられ、対象学生全体では学習できている問と、できていない問及び学習ができているか判定できない問が同率でみられることが示唆された。個人ごとの成績推移では試験1で不正解であった問が試験2で正解となるが、試験3では再び不正解となる、又は前の試験と次の試験で同じ誤りを繰り返す場合もあり、学生が知識を得て応用できるようになったとはいい難い答案が散見された。試験ごとの得点結果でみると試験1に比して試験2・3では成績が向上したと評価できるが、各受験者の学習の進捗度は時系列で評価する場合には33問の試験中に1/3程度の問題しか良い評価が与えられない結果であった。学生の学力を向上させるためには、講義で理解できた内容と理解できない内容を自己判断させることから始め、理解不足の内容についてはテキストや講義資料、黒書などの講義記録をまとめさせて自ら理解できるように指導する必要があると考えられた。以上より、講義に出席すること(平均出席率90%)だけが試験成績向上に直結しないことが今回の検証によって示され、学生には自己学習の重要性を周知させて具体的で効率的な自習方法を実践させることが、試験成績を向上させるために必要と考えられた。}, pages = {61--66}, title = {学生の学力に影響を及ぼす自己学習}, year = {2007} }