@article{oai:hokuriku.repo.nii.ac.jp:02000015, author = {福江充}, issue = {55}, journal = {北陸大学紀要, Bulletin of Hokuriku University}, month = {Sep}, note = {立山山麓芦峅寺を拠点とする立山信仰の最大の特徴は、うば尊信仰である。かつて筆者は、これについて宗教民俗学的な手法で調査・研究を行い、その成果を著書として刊行した。 本稿はそれとは別に、文献史学の研究手法で芦峅寺のうば尊信仰の歴史的な展開について考察を試みたものである。その際、芦峅寺の衆徒や社人、門前百姓など、村の居住者たちの生活のなかでのうば尊信仰を、民俗学的に論じることはしていない。本稿では立山信仰の宗教組織である芦峅寺一山がそのステータスを形成していくなかで、彼らがある意味その時代の支配体制に応じて運用していたとも捉えられるうば尊信仰を、同組織の史料や江戸時代に彼らを支配していた加賀藩側の史料などを用いて論じている。これに関連して、筆者は令和5 年の春に古美術商から木造うば尊像9 体を購入したが、そのうちの4 体は像の墨書銘文により、明治時代初期まで立山山麓芦峅寺のうば堂に安置されていた尊像であることがわかった。他の5 体も、立山信仰に関する文献史料や、芦峅寺の人々と古美術商からの聞き取り情報により、概ね江戸時代に芦峅寺の堂に安置されていたものと推測できた。これらの経緯や根拠についても詳しく紹介している。, 2023年9月30日発行の『北陸大学紀要』第55号を2023年9月22日に「in press」として公開し、9月30日に「press」版を公開しました。}, pages = {173--216}, title = {立山山麓芦峅寺におけるうば尊信仰の研究 ―新たに発見したうば尊像の紹介も含めて―}, year = {2023} }