@article{oai:hokuriku.repo.nii.ac.jp:02000057, author = {斎藤英明}, issue = {55}, journal = {北陸大学紀要, Bulletin of Hokuriku University}, month = {Sep}, note = {本稿はこれまで蓄積されてきたNIMBY(Not In My Back Yard)に関する研究を概観・整理し、あらためてNIMBY の意味を検討する。NIMBY は「自分の裏庭にはお断り」という意味において研究者間で共通理解がなされているが、何を対象とするのか、という点については定かではない。そのため、研究によってはNIMBY facility、NIMBY syndrome、NIMBYismといった派生語まで登場している。これらの氾濫はひとえにNIMBY そのものの意味が不明瞭であることに起因すると考えられる. そこで英語論文データベースを用いてNIMBY を含む論文を検索し、人々が何をNIMBY と感じたのか論文の出版年、対象国、対象の視点から分類を行った。ただし、本稿のいう人々とは研究者視点から見た人々である。すなわち、本稿は研究者がこれまでに行った研究を人々のNIMBY への認識と読み替えることで分類を行っている。検索された論文数は2129 件であり、これを上記の3 点から分類・クロス集計を行った。得られた結果に鑑みると、人々は自分の周辺に起きる変化に対して少なからず恐怖や不安を感じ、抵抗や拒否反応を示すと考えられる。 すなわち、NIMBY とは「自分の生活や気分を少しでも変化させる可能性がある事象すべて」と意味づけられるといえよう。}, pages = {91--127}, title = {人は何をNIMBY と感じるのか}, year = {2023} }