@article{oai:hokuriku.repo.nii.ac.jp:00000723, author = {島, 義博 and Shima, Yoshihiro}, issue = {54}, journal = {北陸大学紀要, Bulletin of Hokuriku University}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は、Sen(1985)で提唱された「潜在能力(capability)」の測定に関する研究に ついて検討することである。伝統的な経済学では、所得や資産で生活水準を測定して福祉 の指標としてきた。これらは簡潔で分かりやすく、人々が納得しやすいという利点がある が、その分、個人の境遇や個別の家計の微妙な差などについて把握することは難しい。 こうした困難を克服すべく生まれた潜在能力アプローチは、個人を取り囲む環境の中で 自身がどれだけ自由な選択ができるかという能力を示したものである。潜在能力は理念と しては非常に優れたものであっても、測定や社会実装には非常に大きな困難を伴う。 本稿では、Sen(1985)に基づいて潜在能力の定義を振り返るとともに、後藤(2017)を参考 にしながら、潜在能力の概念の問題点について考察する。その後、医療分野で潜在能力ア プローチを活用した後藤・小林(2018)の研究を詳細に検討する。今後の研究課題としては、 利用可能性の高い公開データを用いて潜在能力指標を計測することが重要となろう。本稿 ではその方向性についても考察する。}, pages = {139--152}, title = {医療・介護サービスにおける 潜在能力の推計について}, year = {2023}, yomi = {シマ, ヨシヒロ} }